「気づいたときには35℃を超えていた」「夜中に冷え込んで朝に苗がダメになっていた」——ビニールハウスの温度トラブルの多くは、記録がなければ原因を特定しにくく、次の対策も立てにくい状態になります。
SwitchBot温湿度計をビニールハウス内に設置してgramに接続すると、温度・湿度の推移を自動で記録し、PCやスマートフォンのブラウザからグラフで確認できるようになります。
ビニールハウスの温度管理で起きやすい問題
高温・低温のトラブルはデータがないと対策しにくい
夏場のビニールハウスは、外気温より10〜15℃程度高くなることがあります。多くの野菜は高温が続くと花粉の稔性低下や着果不良が起きやすくなり、作物によっては30℃を超えると影響が出始めるとされています。反対に、春先や秋の夜間は外気温の急低下でハウス内が急冷し、低温障害や霜害が発生することがあります。
問題が起きてから気づいても、「いつ・どれくらいの温度になっていたか」の記録がなければ、換気のタイミングを見直すにも遮光材の追加を検討するにも根拠が薄くなります。
巡回しないと全体が把握できない
手動で温度管理している場合、こまめに現地を回るか、その場で温度計を確認するしかありません。棟数が多くなるほど、また作業で手が離せない時間帯ほど、全体の状況をリアルタイムで把握することが難しくなります。
SwitchBot温湿度計の設置方法
ハウス内の設置場所
SwitchBot温湿度計は、直射日光が当たらない場所、換気口や開口部から離れた位置に設置します。地温の影響を避けるため、地面から50cm以上の高さが基本とされています。
棟が複数ある場合や、温度ムラが出やすい箇所(入口付近・天窓の下・ハウス端の列)が気になる場合は、複数台設置することで温度分布を把握しやすくなります。
ハブとWi-Fi環境が必要
SwitchBot温湿度計のデータをクラウド経由で記録するには、SwitchBotハブ(Hub Mini・Hub 2・Hub 3のいずれか)とWi-Fi環境が必要です。ハウス内にWi-Fiが届かない場合は、モバイルWi-Fiルーターを使う方法があります。
ハブとAPIの仕組みについては SwitchBotハブがないとAPIは使えない?温湿度データ取得の仕組みを解説 で詳しく解説しています。
gramで温度データを記録・分析する
温度・湿度の推移をグラフで確認できる
gramではSwitchBot温湿度計のデータが継続的に記録され、ブラウザのグラフで推移を確認できます。「昨日の正午から午後3時にかけて35℃を超えていた」「深夜2時ごろから気温が急落していた」という事実をグラフで把握できます。
記録は自動で蓄積されるため、現地で温度計を読んで手動でノートに転記する手間がなくなります。
PCからもスマートフォンからも確認できる
gramはWebアプリなのでインストール不要で、PCでもスマートフォンでもブラウザからアクセスできます。農作業中にスマートフォンでハウス内の温度を確認したり、事務所や自宅のPCで過去データを分析したりと、場面に合わせて使い分けられます。
複数棟のデータを1画面で比較できる
gramでは複数のSwitchBot温湿度計のグラフを1画面に並べて表示できます。3棟のビニールハウスにそれぞれ温湿度計を設置していれば、どの棟の温度が上がっているかを同じ画面でまとめて把握できます。棟ごとにデバイスを切り替えて個別に確認する手間がなくなります。
過去データを参照できる
gramに記録されたデータは過去にさかのぼって参照できます。「先週の猛暑日にハウス内がどれだけ上がったか」「去年の同じ時期と比べてどうか」をグラフで確認できるため、換気・遮光・灌水のタイミングを見直す際の根拠として使えます。
gramを使ってビニールハウスの温度管理を自動記録しよう
利用に必要なものは以下の通りです。
- SwitchBot温湿度計(棟数・計測箇所の数だけ)
- SwitchBotハブ(棟ごとに1台。Hub Mini・Hub 2・Hub 3のいずれか)
- Wi-Fi環境(ハウス内に届かない場合はモバイルWi-Fiルーターで代替可能)
- gramアカウント(無料プランから利用可能)
- SwitchBot APIトークンと秘密鍵
ハブの選び方・APIトークンの取得手順はそれぞれ以下の記事で解説しています。
まとめ
ビニールハウスの温度管理は、データを自動で記録することで「いつ・どれくらい温度が変化したか」を後から確認できるようになります。SwitchBot温湿度計とgramを組み合わせると、温度・湿度の推移がグラフで蓄積され、PCやスマートフォンのブラウザからいつでも確認できます。複数棟を一画面でまとめて比較したり、過去データを振り返ったりすることで、換気や遮光の判断に活用できます。
まず無料プランで試してみてください。